仕事を辞めるとき、伝え方で最も効果的なものはなにか。
仕事を辞める場合、その旨を伝える必要があります。
多くの人は、
仕事なんて、どんな伝え方でも辞めれるだろ
と言います。
しかし
伝え方を間違えて、辞めれない
と言う方は非常に多いです。
どんな組織も、一定以上の期間勤めあげた社員を手放すのは避けたいところです。
それを踏まえて、
で考えることも重要なことです。
そこで今回は、会社を辞めるとき一番効果的な伝え方と辞め方を解説します。
- 近いうちに退職を伝えようと思っている。
仕事を辞めるときの伝え方で一番効果的なもの。
先に結論を書くと、
やりたい仕事があり、就職先も決まったので退職したい
と伝えるのが一番効果的です。
仕事を辞めるときの伝え方でなぜ、一番効果的なのか?
退職するときに一番大事なことは、企業側の目線に立つことです。
それを踏まえて考えると、
- 仕事が合わない
- 職場の環境が良くない
- 仕事が嫌いになった
これらは、
大丈夫、今後直していくから!
と、上司に引き留める理由を作り出してしまうのです。
そういった引き留めが出来ない手段として、自分の将来を軸に据えた辞め方を展開していくことが重要になります。
ただそれには、
が必要になります。
そこで、上司に辞め方を伝えるときに抑えておくべきポイントを紹介します。
上司に辞めるときに効果的な伝え方.短く伝える努力をすること。
上司に限った話ではありませんが、
伝える
という所作おいて、
これが最も重要です。
その理由として、第一は聴く側が疲れるから、というものと、第二として
伝えるうえで外してならないものは順序です。
全ての話は順序があるから、成り立ちます。
手順が1~3までの物と、1~10までの物であればどちらがミスを生じにくいか?と言えば前者です。
話す内容が多くなるということは、当然手順が多くなり、話のつなぎ目にミスが生じやすくなるということになります。
話が上手い人は長話をしても、そこに強弱を生み出したり、緩急が上手く使ったりして聞き手に余すことなく情報を伝達できます。
おそらく、退職の旨を伝えるにしても、
- そう思うに至る背景、
- 今どう思っているか、
- 今後どういった身の振り方をするか
、など。
過去、現在、未来、と言った
で上司を納得させることが出来るでしょう。
しかし、そういった話を上司にするにはスキルが必要です。
だから、マストはやはり、
短く伝える。
ここになってきます。
余計な肉付けをしていない、必要最低限を満たした内容で退職を伝える。
結論を言えば、余計な話をするより、こちらの方が円満かつ円滑に辞められる確率が高いです。
退職の旨を伝えるのは漫談ではありません。要件を伝えるだけでも十分事足りるのです。
辞める場合の具体的な伝え方。
余分をそぎ落とすことに尽力します。
退職時、伝えるべきことは
- 退職の意志
- 退職理由
- いつ辞めるか
上記の3つです。
これらを満たしていると、退職の旨は伝わると言っていいでしょう。
退職の意志
ここから切り出します。
意志を伝えると、上司は驚きを見せるかもしれません。
例えば、仕事に不満を見せていない社員にいきなり呼び出されて、
辞めたいです
と言って来たら、
なんでやめるの?
と、上司が疑問に思うのはある種当然のことと言えるでしょう。
そして、その状況に伝える本人も動揺してしまう場合があります。
上司というのは基本的に部下に辞めてほしくないものです。だから、その心の動揺を見て
「それならば」
と自らのペースに持っていこうとする場合も少なくないからです。
今すぐに辞めなくても、仕事を続けながら考えていけば良いじゃん。冷静になってよ。
と言われる場合があります。
しかし、一度その要件を受け入れてしまうと、ずるずると仕事を続けてしまい、結局2年、3年と辞めれない場合も多いです。
だから、退職を伝える場合は言葉だけでなく、雰囲気も大事にすべきです。
という言葉の通り、自分の思っていることを端的に伝えましょう。
退職理由
次に退職理由を伝えるのですが、これは先ほど書いた通り、
を端的に伝えます。
辞める理由は何度も言うように
自分の能力に見合った仕事を転職サイトや、仕事が終わった後の自由な時間で調べてみると良いでしょう。
仕事の探し方や哲学の深め方
例えば、YouTubeを見ている時間でも重い腰を上げて、検索欄に
- 転職
- 退職
- 副業
などと打ち込むと、色々な仕事があることが分かります。
一番は転職サイトなどでスタッフに相談をして、自分の適性に合った仕事を見つけることです。
しかし、いきなり本格的な動きを出来る人はなかなかいないので、10ある自由時間のうちの1,2を削って、自分の将来に向けての時間に使っていくのが効果的であると言えるでしょう。
副業を調べて、今後の選択肢を増やす
これは副業をすることを勧めているわけではありません。
世の中にはどういったお金を稼ぐ方法があるのか調べて、深堀することで、仕事に対するアプローチの角度を増やす効果を狙っています。
今まで、一つの仕事に従事してきた人は、お金を得る方法を
雇われ
しか知りません。
しかし、副業や自営業の世界などを少し覗いてみることで、世の中のお金の流れや成り立ちを少し理解することが出来たりします。
これは、今後の就職などに大きく役立ちます。
その理由としては、仕事とお金は切っても切れない縁にあるからで、自力で稼ぐ目線に一度立つだけでも、世界観は大きく変わっていきます。
いつ辞めようと思っているのか。
そして、
いつ辞めようと思っているのか。
こちらも考えておく必要があります。
あまり、大きな理由がない限りは早めに伝えるべきです。
退職には引継ぎがありますが、それに加えて、管理している側も早めに退職を言ってくれれば、今後の計画を立てやすくなります。
ホウレンソウ
社会人になりたての頃、叩き込まれたであろうこの基本は退職時も必須になります。
仕事の辞め方を伝える場合は上記3つで事足りる
- 退職の意志を伝える
- 退職理由を伝える
- いつ辞めるか
基本的には上の3つを簡潔に伝えることが出来れば、
仕事を辞めたい
と言う意志は伝わると言えます。
例を書きだしてみると以下のようになります。
退職の意志を伝え方の例
すみません、お時間をとって頂きありがとうございます。
ご報告があるのですが、退職をしたいと思っています。
退職の理由を伝え方の例
退職の理由は、かねてから考えていた転職をすることになったからです。
自身の適性と将来について考えた結果、○○(新しい職場や職種)が私に向いていると思い、1年ほど前から自己分析と行動を重ねてこの結論に至りました。
現在も転職に向けて活動中で、最近では新たな将来へのビジョンが見えてきたところです。
(その後も転職についての熱意を語ってみる)
いつ辞めるか伝え方の例
退職日は、引継ぎとその間のトラブル対応を考えて、12月の末にしようかと思っています。(現在が10月として)
しかし、相手によって伝え方を変える必要がある。
上では、3つの例を書きだしましたが、まだまだ不完全な部分があります。
上で書いた例はあくまでも仮定です。
一般的な企業、一般的な上司を相手にした場合のモデルです。
そして、日本の企業は一般的な対策で解決できる問題の方が実は少なかったりします。
例えば、
上司がちゃんと取り合ってくれるか。
この大前提すら怪しい場合もあります。
仲が悪かったり、悪い意味で気に入られていたり、また、自身の保身に走る上司もいます。
上司もまた、人間であり完全ではありません。
会社を辞めるうえでの手札を知って置くこと。
さらに残念なことに
ブラック企業
があります。
こういった組織は押しなべて労働者が辞めづらい状況を進んで作っていく組織です。
また、世間には社畜と呼ばれる「はい」しか言えない社員もいます。
そういった人が上司を呼び止めて意見することはハードルが高いです。
その場合の一手段として、
退職代行サービス
の活用も頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
お金はかかりますし、罪悪感も募ります。
多少手荒ですが、恵まれていない環境と人間関係の摩擦抵抗に爆発寸前の人がいることも事実です。
そういった場合は、
後先のことを考えることも重要ですが、大抵の場合、思い切った行動や、勇気を出して手を上げたことは良い方向に向くことが多いです。
実際にブラック企業にいて、転職した人の97%は
転職して良かった
と言います。
最後に仕事を辞めることを伝える人に知ってもらいたいこと。
多くの人はやり抜くことに美徳を感じるでしょう。
例えば、メジャーリーグで活躍した野球選手の話をすれば、積み上げてきた過去と現在の栄光を結びつけるでしょう。
イチローは小学生からずっとバットを振って~
大谷は周りの声に流されずに日々黙々と~
その姿勢が、最高峰の舞台で実り、○○本のヒットを積み上げ~
確かに、これは真実で、努力すればするほどに成果が出る世界があります。
もっと言えば、無駄な雑念を捨てて、やり遂げる能力があればその世界で比類なきセンスを発揮できる人がいることも事実です。
そして、そういった人はこの上ない成功例として、多くの人の模範になりえます。
イチローがヒットの世界記録を更新したとき
お前もイチローを見習って~
と、日々の努力の重要性を説いた大人がたくさんいたものです。
そのやり抜く姿勢とは大抵の場合良い方向に私たちを向けてくれます。
日々勤める企業というもの
しかし、私たちが日々勤める企業と言うものは、大抵の場合そういった世界とは違う世界です。
努力をしてもその努力が正当に評価されることは少なく、むしろ努力をして能力が上がれば妬まれて、足を引っ張られる可能性があります。
例えば、効率よく仕事を終わらせる方法を見つけたら、より多くの仕事が降りかかったりします。
比類なき才能を持っていても、発揮できずに今日もまた一つ、一つと芽が摘み取られていきます。
そして、そういった世界に文句を言っても仕方がない世界になってきつつある、
と言うのが現実です。
と言うより
この世界は土台そういった風に出来ていたりします。
仕事をしていく中でうまく生き抜くために。
こんな世界で、上手く生きていく方法の一つとして
色々な世界を知ってみる
と言う選択肢があります。
どれだけやり切っても、報われない
と言うのはもはや、一般化していて、先ほど書いた通りです。
しかし、時として
どれだけやり切っても、むしろ、やりきれば、やりきるほどにやりがいが出てくる
という職種に出会う時があります。
それはつまり向いている仕事です。
と言う、理屈ですが、こういった仕事につけば不思議と能力が伸びて、そのうち独立できる可能性も出てきます。
そのためには、やはり、世界を広げることです。
- 自分で稼ぐ手段
- 今以外の仕事を探す
- 現在の自分を見つめなおす
順不同でいいので、自分を変える化学式を一つ見つけ出してみることが大事です。
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