ブラック企業は当たり前?対策や退職の仕方として効果的なものは。

仕事をする上で、気になることと言えば、勤務先がブラック企業か?

ということではないでしょうか。

ブラック企業という単語は2000年代初頭、2ちゃんねるで使われ始めました。

昔はネットスラングでしたが、今となっては一般的な会話でも使われる単語です。

2000年代初頭と言えば、20年前です。

それだけ昔から言われ続けているのに、いまだに無くなる気配は一向にありません。

むしろ、劣悪な企業体系を隠してまで、過酷な労働を強いる企業が多く存在します。

企業は儲けを出すために人を雇いますが、一人当たりの負担が大きければ、それだけ儲かります。

  • 規律に厳しい人間を部門のトップに置き、そこでは日夜パワハラが横行する。
  • 違法な業務体系で、朝は早く、夜は遅くまで仕事を続けさせる。
  • 出来るだけ安く、より多くの利益を。

こういった施策をすれば、おのずと企業側は儲かります。

だから、ブラック企業が生まれるのは至極当然のことと言えるでしょう。

とはいえ、働かされている側は関係ないことです。

そこで今回はブラック企業に勤めている場合の対策手段や退職の仕方について書いていきます。

こんな人にオススメの記事です。

  • ブラック企業で働く意味について考えたい
  • ブラック企業にいる場合、どういった風に生きればいいのか知りたい
  • ブラック企業を退職する方法を知りたい

今スグにブラック企業を辞めることを検討している方は【2022年版】退職代行サービスのおすすめランキングをご確認ください!

目次

ブラック企業は当たり前なのか。

ブラック企業は今の日本で当たり前にあります。

まず、ブラック企業がどういったものなのか?ですが、

実は厚生労働省でも明確に定められていません。

しかし、世間一般的に以下がブラック企業と呼ばれるものです。

  • 作業者に極端なノルマを課したり、労働時間を課す。
  • パワーハラスメントが横行する。
  • 労働者に対し、過度な選別を行う

よく

残業をどれだけさせようが、残業代を支払っているから問題ない。

と言われたりしますが、それは正しくありません。

過度な労働時間で作業員を消耗させる企業はブラック企業です。

ちなみに残業時間の上限については厚生労働省が発表しています。

参考:厚生労働省

国が定めた時間ですので、何よりの参考になります。

上記は労働時間についてですが、それ以外でも規則を破る職場は多いです。

例えば上司の過度な指導により、精神的に追い詰められて職場に行くことが億劫になっている場合もあります。

仕事のストレスがあまりに大きく日常生活に支障が出るのなら、それもブラック企業と言えるでしょう。

ある程度のストレスは仕事に必要ですが、それが原因で多くの社員が辞めているなら、ブラック企業であることを疑うべきです。

そして、こういったコンプライアンス意識が低い、ブラック企業は当たり前のように存在しています。

ブラック企業が当たり前に存在する中で、労働者が出来ること。

いま、ブラック企業で働いているからと言って、

明日から会社に行きません、

は通用しません。

ブラック企業で働いているのなら、ブラック企業での生き方を身に着ける必要があります。

勿論、ずっと働き続ける必要はありません。いつかは辞めて、自分らしく生きられる仕事につくことが理想です。

しかし、今勤めている企業をすぐに辞めることは難しいので、

流れに逆らうことよりも、上手く流されながら生きていく方法を見つけ出すことが効果的です。

その中で、力を身に着け、十分な能力を身に着けたうえで新しい道を踏み出します。

すると、より高くジャンプできる機会がやってきます。

そこで、次の話では、ブラック企業に勤めている時にやっておくと良いことについて掘り下げます。

ブラック企業対策!労働者がやるべきこととは。

劣悪な場所で働いた経験は無駄にはなりません。

ブラック企業に対して、文句を言い続けるのも良いですか、こういった世界もあると考えてまずは目の前に広がっている世界を受け入れて、生きていく手段を身に着けていきましょう。

理不尽と向き合っていくと、いずれそれが財産になります。

ブラック企業対策1.仕事の精度を高める。

いろいろと文句が出ることもありますが、一度、目の前の仕事に向き合ってみることも重要なことです。

あまりの重労働で心身ともに無理が出始めているのであれば、無理は禁物です。

しかし、体力に余裕があるのなら、少し理不尽と向き合ってみます。

今一度自分がやっている仕事がどういったことに世間に役立っているのか考えてみることです。

そして、嫌なことやめんどくさいことから目を背けずにやってみることです。

嫌なこともまた世間のために必要なものだと捉えます。

自分がやっている仕事はなにか?考え続けます。

嫌と言うほど、規則に忠実にこなします。

継続すると、仕事に対しての価値観、哲学が生まれます。

こういった価値観はその仕事だけでなく、他の仕事でも必要なものです。

若いうちに身に着けておくと、今後、非常に役立ちます。

ブラック企業とはいえ、そこには無数の仕事が転がっていて、それらは教材です。

  • 単純作業、
  • 一人ではさばききれない、理不尽な仕事量、
  • 聴くだけでも胃が痛くなる困難な仕事

明らかな理不尽です。

しかし、目を背けず、少しだけ目の前の物事に正面から取り組むことも重要です。

ブラック企業対策2.自分の能力を理解する

自分が思っている立場と現実のギャップに苦しんで、精神的に追い詰められることがよくあります。

努力で結果を残してきた優秀な人に、このケースが多いです。

努力さえすれば結果がついてくる勉強と、企業の仕事は別物です。数か月の努力では何も変わりません。

そういった中で気楽に生きる方法を学ぶことです。

そのために

自分の能力を把握して、仕事に取り組むことです。

これは、どんな仕事でも必要なことです。

過酷なブラック企業であればより重要なことです。

仕事に余裕がない場所では、自分の力を過信するのは一番の命取りです。

簡単なミスを繰り返すのなら、指差し呼称をする。忘れやすいのなら、メモを取る。

初歩的なことです。

しかし、それが出来るのと出来ないのでは、全く結果が変わってきます。

そういった小さい努力をする習慣をしんどい状況で身に着けることで、楽な職場で働いたときに存分に力を発揮できるようになります。

ブラック企業対策3.辞める算段をつける

辞める算段をつけることが必要になります。

さきほども書いたように、自分1人がどれだけ頑張っても企業というものは変わらないからです。

上2つはブラック企業で生き抜くためにすべき必要最低限のことです。

過酷な職場で継続していくと能力が高まります。

いま、やっていない場合は取り組んでみます。

ただ、普通に取り組むだけではいつまでたっても自分の処遇は変わりません。

能力があるからと言って、労働環境が変わることはありません。

劣悪な環境で生きる術を学ぶという意味合いです。

それをふまえ、

期間を決めてやっていきます。

1年後に辞める、半年後に辞める。

そういったゴールを用意しないといつまでたっても現状は変わりません。

逆にゴールを決めて、作業に取り組んでいくと、モチベーションが上がります。

それを踏まえて、次はブラック企業の辞め方について書いていきます。

ブラック企業を退職するためには。

ブラック企業を退職することは難しいです。

ブラック企業は去るものに対して、厳しいです。

圧をかけてきます。

特に仕事をある程度こなせる戦力には、より大きな圧をかけてきます。

ブラック企業を退職する手段としては、どういったものがあるのでしょうか。

ブラック企業の退職手段1.勇気を出して辞めると言う。

これがオーソドックスです。

仕事を辞めたいと言って、辞めさせないのは明らかな法令違反です。

しかし、上長などは社員が辞めると自分の評価が下がる、と考えて妨害してくることも多いです。

  • 他では通用しないぞ
  • 結局どこもおんなじなんだから、残れよ
  • お前には期待してるんだけどな

など言われたりします。

そして、辞める側も必死に食らいついてきた会社を辞めるのはもったいない気がします。

だから、そういった一言で、踏みとどまらされることが非常に多いです。

そして、上長もそういった部分を見透かして言ってきます。

それでも、辞めるなら貫き通すことです。

今まで続けてきた、しんどい仕事をこれからもしていくことを考えてみます。

そう考えると、新しい職場に行くのは選択肢として有力です。

実際にマイナビニュースの調査では

マイナビニュース

転職して良かったか?

という問いかけに、

88%の人がイエスと答えています。

新しい職場に足を踏み入れることは、そこまで悪い賭けではなく。

むしろ、賭けと言うよりは挑戦に近いものです。

セカンドキャリアを経ることで、人としての視野が広がり、色々な人との交流があります。

そして、ブラック企業で経験したしんどい経験はそういった新天地でこそ、存分に発揮されるものです。

ブラック企業の退職手段2.退職代行サービスを活用する。

話が通じない職場、もしくは上長が辞めることを妨害するなら、

退職代行サービスを検討してみるのも一つです。

本来、仕事というのは労働者の一声で辞められるのが当たり前です。

しかし、それが通じない職場が日本全国には多くあります。

ここに来ている方でもそういった職場だからこそ、ネットで検索して答えを求めているのではないでしょうか。

ブラック企業退職に退職代行サービスが使われる理由を現場の声で解説

現在、多くの職場が人手不足で困窮しています。

特に中小企業は働き手が不足し自転車操業で回していることも多いです。

上長の

今、辞められると困る!

と言う、意見も、もっともです。

だから、辞めるとなると、うしろめたさを感じます。

伴って、

退職代行サービスを使う人が非常に多くいます。

退職代行サービスを使うことで、辞める際のうしろめたさや、本来踏むはずの多くの手順をスキップして辞めることが出来、その点で人気があります。

退職代行サービスは20年以上前からあるサービスですが、最近は利用する人が増えてきており、それに伴い、サービスの数も増えてきました。

ブラック企業を確実に辞めるために良い退職代行サービスを見極める方法

ただ、退職代行すると銘打って脆弱な体制で仕事をするサービスも増えてきました。

それによって仕事を辞める際、トラブルが発生することも多々あります。

裁判を起こされるケースも中にはあり、どんなサービスを使えばいいのか分からなくなる人もいます。

良い退職代行サービスを活用するためには、

まずホームページを見ましょう。

そこで、法律に則って対処していくのか、どれぐらいの実績があるのか、リサーチすることが重要です。

最近できた代行サービスはリスクが大きいこともあるので、使用するのは一旦控えて、

長い期間実績を積み上げてきて、なおかつ、法に基づいた仕事をする業者

を活用することが重要です。

ブラック企業は当たり前にある。だから、向き合う手段を見つける必要がある。

ブラック企業は当たり前にあります。

どれだけ、いい会社でも少なからず、ブラック企業の1面はあり、多くの人は働きながら理不尽と向き合っていく必要があります。

そういった時、いくつか引き出しを持っておくと仕事というものに対して、比較的楽に向き合えます。

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  • すべて背負い込んで、強くなるのか。
  • 上手く生きる術を見つけて、楽に生きる方法を探すのか。
  • すぐに辞めて次の職場を探すのか。

ブラック企業に対して出来ることは、人によって違います。

しかし、自分で考えて、そのときにできるベストなやり方を模索すると生きるうえでのセンスが身につきます。

もっとも

第一に大事なことは、一度はまっとうに向き合うことです。

目の前に広がる理不尽に目を背けず、自分なりにかみ砕き、消化し、そこから行動に移すことで人として賢く生きる術を身に着けられるからです。

ただ、ブラック企業に勤めているなら

辞める

という選択肢は必ず持っておくべきです。

先ほども書きましたが、あくまでも自分を鍛える場所としてとらえることです。

いつまでもいるのではなく、タイミングを見計らって退職をすることが重要です。

今の時代、長くいたから偉くなれるのではなく、スキルがあるから偉くなれる時代です。

それを踏まえて、学ぶことを学べたら、次のステップを踏み出す準備をしてみましょう。

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この記事を書いた人

本業はベンチャー企業のウェブディレクター兼ウェブマーケター。
工場作業員→ウェブ業界に30歳手前で転職した独身会社員。
趣味はカメラと読書。
マーケティングとデータ分析が大好物。

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