【洗脳?】会社に識学が導入されたので感想を言う。

どうもカンキチです。

今回は会社に識学が導入されたのでめちゃくちゃ個人的な感想をまとめまておきます。

ネットでは賛否両論ある識学ですが良いところも悪いところもあるので個人の感想を中心に書いていくので参考にしてください。

ちなみにカンキチの会社と個人の立ち位置は以下の通りです。

※個人特定を避けるため、一部フェイクが混ざっています。

会社データ

従業員数:50名以上

年商:10億円以上

業界:ウェブ業界

導入時期:2021年春

会社のデータはこんなもんです。今期で5期目のベンチャー企業です。

次はカンキチのデータです。

個人のデータ

役職:リーダークラス

部下:5名

職種:WEBマーケター

こんなところです。

リーダークラスというとわかりにくいかも知れませんが、中間管理職レベルと思ってもらえればいいかと思います。

一般社員の少し上くらいですね。

今回の感想は「識学を取り入れた中間管理職レベルが感じていること」として見てもらえれば幸いです。

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目次

識学は洗脳なのか?

いきなりですが本題に入りましょう。

識学が洗脳なんか?ということですが結論から言うと

『NO』

です。

厳密に言うと『洗脳ではないが、洗脳と感じることが多々ある』です。

実際にカンキチは識学を、『従業員』として受けています。

その中で受け取り方によっては洗脳と感じてしまうことが割と多くあります。

個人的に識学の考え方は割りと好きなのですが、識学は好きになれません。

なぜならそこに愛情を感じないからです。(曖昧な表現ですみません…)

なので識学を導入しようと考えている経営者の方は、識学の考え方を取り入れるにとどめておいて、識学のコンサル自体を導入するのは考えたほうが良いと思います。

識学の洗脳っぽい一面

識学が導入されるとeラーニング的なWEBでの研修やテストを受けることになります。

これがなんとも洗脳チックです。(個人の感想です)

『会社に所属する人は〇〇でなければならない』

『□□するのは当然のことです』

と言ったニュアンスの研修が行われるので個人的には受けてて『洗脳っぽいな』と思ってしまいました。

ただ、そこは個人の感じ方によると思うので気にならない方は気にならないと思います。

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識学を導入して変わったこと

識学を導入して変わったことは次の通りです。

変わったこと
  • 評価制度が明確になった
  • 自分の役割が明確になった
  • 社内の人間関係に変化があった

それぞれ解説していきます。

評価制度が明確になった

変化したこととしては評価制度が明確になりました。

識学が会社に導入されてから評価制度が整備されて大幅に変更されることなりました。

識学導入前が明確ではなかったということはないのですが、より誰でもわかりやすく明確な制度基準ができました。

属人化するような評価基準がなくなったので「世渡りが上手いだけで出世する」みたいなことはなくなりました。

自分の役割が明確になった

識学の導入後は個々の役割が明確になりました。

例えば

「サイトをディレクションをしている人が営業活動も行う」

といったことがなくなります。

そのため、自分の役割がより明確になり業務に集中できるようになります。

社内の人間関係に変化があった

識学を導入すると組織図がしっかりと作成されます。

そのため、より上司・部下の関係性を自覚するようになりコミュニケーションに変化がうまれました。

また基本的に上司の上司(一般社員が係長を飛び越えて部長から…など)から指示を受けることがなくなります。

これは簡単に言うと社内でコミュニケーションエラーを起こさせないためです。(厳密に言うともう少し理由はあります。)

実際カンキチが勤務している会社でも、人間関係に変化がありました。

個人的に識学の導入に対して感じていること

ここからは個人的に識学の導入に対して感じたことを書きます。

僕が識学導入で感じたことは次のとおりです。

  • 導入は諸刃の剣かも…
  • 評価制度が明確になるのは会社的に良いこと
  • 役職によって感じ方が大きく違うのでは?

導入は諸刃の剣かも…

正直、導入は両刃の剣かも知れません。

実際、カンキチの会社も導入いろいろな変化が現れました。

例えば、業務が明確化されたことで急速に社内のコミュニケーションに変化が現れます。

基本的に業務上で直接、他部署と連絡を取ることがなくなります。(上司を介して行われるようになります)

業務中は基本的に上下のコミュニケーションが主になりました。

また、直属の上司を介して出ないとその上に意見を上げることができないので、上司が無能だとうまく上層部に意見が伝わりません。

その結果、一般社員層に不満がはびこる結果になることもあります。

社内の様々なルールや責任、仕事の範囲が明確されるため、働き安くなる可能性もありますが、いつの間にか組織崩壊している可能性もあります。

(少なくともカンキチはそう感じました)

評価制度が明確になるのは会社的に良いこと。でも…

評価制度が明確になります。

基本的に属人化するような評価項目はなくなります。

例えば次のようなことは評価されなくなります。

  • 勤務態度が良いなどの抽象的なもの
  • 数字で表せられない実績
  • 人物像の評価など

これらは属人化する可能性が大きく、識学の評価制度では評価項目に入ることはありません。

ただし、数値であらわし評価できるなら評価項目となります。

例えば『勤務態度が良い』は評価できないませんが『お客様満足度アンケートは高評価率95%を獲得している』は数値で判断ができるので評価項目に入る可能性はあります。

無能な社員は反発しそう

数値で評価が明確化されるので『上司にだけ愛想がよい』みたいな人が評価されることがなくなるので個人的にはアリだと思います。

ただ、ある程度成熟している企業だとそういった世渡りだけうまい社員が大なり小なり、いると思うのでそういった社員は識学導入を嫌がります。

いままで評価されていた人が評価されなくなる

また、いままで『識学では評価されないけど必要な業務をやっていた社員』が識学導入後に全く評価されなくなる可能性はあります。

そういった社員は会社的には、貴重な人材なので評価するべきですが、評価制度の変更によりモチベーションを落とすことがあるので導入の際はフォローすべきと思いました。

役職によって感じ方が大きく違うのでは?

識学の導入は役職やポジションによって感じ方が大きく違うと思います。

役職が上のほうが導入に肯定的

役職が上に行くほど、導入したいと感じると思います。

識学は数値でしか評価しません。基本的に数値は『売上』や『粗利』で評価されることがほとんどだと思います。

売上が良い社員ほど評価されて、売上が悪い人間ほど評価されなくなります。

会社の評価制度的に、すべての社員が売上を追い求めるようになるので、うまくまわれば会社が拡大していきます。

また基本的に評価制度に悩まなくて良くなるので、今まで評価に困っていた中間管理職は楽になるのではないでしょうか。

役職が下の社員は嫌がると思う

反対に役職が下の社員は基本的に導入を嫌がります。

今まで評価されていた項目が全く評価されなくなる可能性が出てきますし、人間関係にも変化が出てきます。

カンキチの職場でも役職が下がっていくに連れて、識学に対して否定的です。

様々なことが明文化され、数値化され人によってはロボットのような気分になってしまうでしょう。

そういったことから役職が下がっていくに連れて、識学導入を嫌がります。

識学が洗脳だと感じたら…

もし識学を洗脳だと感じてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?

僕からアドバイスできることは、『転職』しかありません。

識学を導入している経営者はそもそも『識学』を会社が良くなると思って導入しています。

その経営者に対して

「識学導入はやめてほしいです」

といっても聞く耳を持ってもらえません。

そんなことを言おうものなら

「識学導入を怖がっている」
「数値化に怯えている臆病者」
「仕事に対して甘えている」

と言ったレッテルを貼られて、気分良く仕事なんてできたものじゃありません。

識学が合わないと感じたら潔く転職するのがおすすめです。

カンキチの職場でも、識学導入後に転職者が爆増しました。

会社が良くなるのを待つより、自分からアクションを起こすほうが確実に早いです。

ちなみにカンキチも識学導入後に転職を考え、doda』に登録しました。

求人も探せるしエージェントのサポートもついているので、識学で困ったらすぐに転職できる準備を整えています。

まとめ:識学導入はいいことも悪いことも

個人的には識学は良いところも悪いところもたくさんあると思います。

うまく会社の中に取り入れることができれば、意識の高い集団になるのではないでしょうか。

ただし、現状がアットホームで社員同士の中が良い企業や、そこそこ大きな規模の企業となると反発にもあいそうな気がしています。

導入を検討している企業は、経営の方針にも関わることになると思うので慎重に考えたほうが良いと思います。

また導入の際は社員へのフォローをしないと後々、大きな問題になるのでそこも想定しておくのがおすすめです。

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この記事を書いた人

本業はベンチャー企業のウェブディレクター兼ウェブマーケター。
工場作業員→ウェブ業界に30歳手前で転職した独身会社員。
趣味はカメラと読書。
マーケティングとデータ分析が大好物。

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