仕事をしている時、誰しも、疑問を抱く時があります。
それは、
今の仕事を続けて良いのか。
ということです。
仕事があるから人生が成り立ちます。
家族や娯楽、哲学も重要なものです。
しかし、それらを支えているのは間違いなく仕事です。
人が自分らしく生きるには、価値観が必要ですが、その土台を作るのは労働です。
人は労働の中で、社会と向き合い、自分の立ち位置と物の価値を知ります。
その中で作り上げてきた哲学こそが、まさしく
と呼ばれ、人生に肉付けを行います。
とはいえ、可能性を探る20代、30代。今の仕事を続けるべきか、いまいちわからない
そういった方も多いのではないでしょうか。
それを踏まえて、今回は
を書いていこうと思います。
仕事を辞める理由ランキングを見る前に重要なこと。
正し、最初に注意点として
書いてあることに当てはまっていたからやめよう!!
と、断定することは良くないと書いておきます。
劣悪で、指摘や叱責の多い職場だからこそ長所と短所を見つめなおす機会である。
そう認識することも人生では重要です。
例えば、高級魚と呼ばれるほとんどの魚が激しい流れに逆らいながら肉をつけるように、人もまた社会の激流に呑まれ大きくなっていきます。
それを踏まえて、掘り下げて書いていきます。
- 将来について考え始める年齢になってきた
- 職場の水が合わない
- 能力に伸びを感じられない
仕事、辞めるべき理由ランキング
仕事を辞めるべき理由とは何?
と聞かれて、簡潔に返せる人は一人もいません。
仕事を辞めるには、誰でも時間がかかりますし、その理由は大抵、複雑です。
ただ、
万人に共通する辞めるべき場合
と言うものがあり、これらの場合に限ってはやめておいた方がいいと言われます。
- 自分の性格と合っていない
- 自分の身に着けたいスキルと合っていない
- 労働で得られる対価が少ない
- 上長が明らかにおかしい
- 足を引っ張ろうとする人が多過ぎる
仕事辞めるべき理由ランキング1.性格と合っていない
第一に来るのは、
性格があっていない。
です。
自分の肌と合っていない仕事をするのは
ただこれは、少し強引なたとえ話かもしれません。
逆説的になおかつ、現実的に話すと、
社会人とは良くも悪くも自己責任です。ルールを少し破ることが出来ます。
一見すると悪いことですが、進歩には重要です。選択肢が増えます。嫌いなものならこれを手を抜くことに使います。
しかし、好きになったものは驚くほどアイデアが湧き、さらに行動が出来ます。いい意味での苦労が出来ます。
その結果として、多くの社会人がしていない、
が出来ます。
これが、性格があっていない仕事を辞めるべき理由の一つです。
周りの人が水面をさらって「出来た」と言っている中、大成する人は掘り下げをしています。
その掘り下げには、繰り返しますが、肌に合うことが何よりも重要です。
それを考えれば、神経をすり減らす労働に時間を費やすことは無駄になる、とは、言えません。
どんな仕事にも無駄は存在しません。
が、その耐え抜いた経験を自分が好きなことに向ける方が生産的になる、と考えるのは自然なことです。
神経とはすり減らすものではなく、張り巡らせるものです。
仕事辞めるべき理由ランキング2.自分の身に着けたいスキルと合っていない
さきほどの理由と同じようなものですが、これも一つです。
基本的に、どんな仕事でも人生の糧になります。
しかし、方向性が違う分野を頑張ったとしても意味は薄れるでしょう。
例えば、動物園を開きたいなら、動物を狩るマタギをよりも動物園のスタッフになるのがいいでしょう。
似ている分野だからと言って、その仕事が出来るようになるとは限りません。
重要なことは、将来自分がやりたい仕事にどんなスキルが必要なのか、明確にすることです。
仕事辞めるべき理由ランキング3.労働と対価があっていない
言うまでもなく、これは辞めるべき理由です。
過酷な作業なのに、貰える金額が少ないなら働く意味は薄れてきます。
好きで始めた仕事も、だんだんと心がすり減っていき、嫌いになります。
好きなものの現実を見て、嫌な部分を味わい、人は大人になるんだ
と、「良い大人」は口をそろえて言います。
それもあるところまでは真実ですが、嫌いにさせているのは間違いなくその業界であったり会社です。
そうやって納得させて、従順に安い賃金で働かせる、というのは明らかにおかしいことです。
ある意味では洗脳と言えます。
それが自分に合っている仕事ならいいですが、法律を超えるレベルの低賃金なら退職を視野に入れることも大事なことです。
特にサービス残業と呼ばれるものは、社会問題です。
やりがいをはき違え、搾取される側に回るのは自分だけでなく、社会の損失になります。
社会を良くするため、使命感をもってきっぱりと辞めることが重要です。
仕事辞めるべき理由ランキング4.上長が明らかにおかしい
上司から日常的にパワハラに遭うのなら、それもまた退職する理由になると言えます。
世の中には
辛い経験をすることもまた大事だ
と言って、理不尽な仕事を押し付ける人がいたり、重箱の隅をつつくような指摘を日常的に行う上司がいます。
辛いことを経験することも、経験、というのは間違いのないことです。
しかし、それを免罪符にして仕事を押し付け、楽をしたり、上からのストレスをそのまま下に当たり散らかしたりするのは明らかに間違っています。
中には、分かったかのような顔で
○○は、仕事が速いけど~△△だからな
と、評論家のように嫌味を言う人もいます。
そして、
俺ってそうなのかな・・・?
と、気にして成長をそこで止めてしまう才能が多くいることは目を背けてはいけない事実であると言えます。
こういったことを言えば、
それでだめになるような奴なんて、そこまでのやつだ
と言う人もいますが、それは上司の育成における引き出しが少ないだけです。
花を咲かせる方法は一つではありません。
中には放任して頭角を現す者もいれば、褒めて伸びるモノもいます。
怒って伸びる
はあくまで一つの手段でしかないのです。
踏まえて、
俺には俺のやり方があるんだ!
と言って、何も進展がないなら、もはや気にする必要はないでしょう。
仮に大輪を咲かせる環境がそこにないなら、自分からそういった場所を目指すことも悪くない選択であると言えます。
仕事辞めるべき理由ランキング5.足を引っ張る人が多過ぎる
こちらもまたネガティブな理由です。
基本的に、人が成長するにはある程度のストレスは必要です。
だから、ある程度自分に厳しい人が多いのは悪いことではありません。
しかし、仮に厳しい人が徒党を組んで一人を叩きに行く風習があるなら、そういった職場を去ることが賢明であると言えます。
そういった職場で結果を出して、認めさせることが出来れば大きく成長できます。かけがえのない財産になり、自信もつくでしょう。
ただ、それは時間がかかる選択肢でもあります。
今の仕事に希望があり、将来を見据えているのなら、それもまた経験として頑張ることは悪くないですが、その職場に希望がなければ、身を引くことも選択肢として考えた方がいいかもしれません。
仕事を辞めると決めるまでに重要なこと。
仕事を辞める。
という行動に至るまで、手順を踏む必要があります。
今なんとなくでも仕事を辞めることをイメージしている人は次の行動が出来ているでしょうか。
- 次の仕事が決まっているのか。
- 自分の適性や興味はどこにあるのか。
- いつまでをめどにしているのか。
- 引継ぎはしているか。
- 退職はきちんと前もって伝えているのか。
仕事を辞めるときにすべきこと1.次の仕事が決まっているか。
と冒頭で書きましたが、仕事がしっかりしていればいるほど人生は安定します。
それを踏まえたうえで、
次の仕事が決まっているか
は、仕事を辞めるうえで重要なことです。
仕事をしながら、転職活動をするのはかなり労力が必要ですし、それが嫌で退職しない人もいるぐらいです。
ただここは、
自分で仕事を選ぶことも経験だ
と、自分の意志で1から仕事を探してみると良いでしょう。
仕事を辞めるときにすべきこと2.自分の適性や興味はどこに向いているのか。
社会人になって、それなりに時間が経つと自分がどんな仕事が出来るのか、出来ないのか。
ぼんやりと分かってくるかと思います。分かっていなくとも、興味があるものが出来てくるのではないでしょうか。
自分が出しているかすかな信号になんとなく気付いているのであれば、一度自分と向き合ってみると良いでしょう。
仕事を辞める前ということで、忙しいことは間違いありませんが、自分の得手不得手の把握は若いうちにしておくと、今後の人生において大きな見通しになります。
好きなことを仕事にする
と言うのは簡単ではありませんが、ある程度の輪郭が見えていれば出来ることは多いです。
仕事を辞めるときにすべきこと3.いつまでをめどにしているか。
仕事を辞める場合は、いつ辞めるか明確に決めることです。
半年後に辞めるのか、1年後に辞めるのか。それとも3か月後に辞めるのか。
人によってそれは個人差が出ます。
人は、時間が無制限にあるよりも有限である方が動き出せるのです。
退職という期限付きでやると、計画を立てて行動に移れます。先ほど書いた転職活動も期限があれば行動に移れます。
先にゴールを決めておくことが、退職に限らず、物事を円滑に進めるうえでの秘訣と言えます。
仕事を辞めるときにすべきこと4.引継ぎはしているか。
仕事を辞めるとき、引継ぎは必ずしておきましょう。
職場に思うところがあっても、多少は報酬を受け取ってそれで生活しているので、
立つ鳥跡を濁さず
の言葉通り、やることをやって退職します。
仕事を辞めるときにすべきこと5.退職を前もって伝えておく
そして、退職を前もって伝えておくことも重要です。
どんな職場でも繁忙期や閑散期があります。
仮に忙しい時期に何の前触れもなく退職されたとしたら、職場は混乱します。
多くの人に迷惑がかかることも考えられます。それを踏まえると、退職をする場合、前もって伝えておくことが重要です。
目安としては、退職の1か月~3か月ぐらい前が望ましいでしょう。
【最後に】仕事を辞めることは恥ずかしいことではない。
最後に、ありふれた言葉を書くと、
仕事を辞めることは恥ずかしいことではない
ということです。
なぜ、この言葉をわざわざ書いたのか、と言えば、
とする風潮がはびこっているからです。
変わらない職場はずっと、変わりません。未だに昭和の雰囲気そのままに根性論で仕事をこなすところもあります。
そういった中で、
職場の固定観念に染められて、自分の人生を誰かの良いように使われるのは避けるべきです。
世の中にヒーローはおらず、自分がどれだけSOSを出しても、誰も手を貸してくれません。
自分を救えるのは、自分だけです。
だから、会社を辞めるときは複雑に考えずに辞めることを第一に動き出すことが一番です。
それこそ、余計な私情を出来るだけ挟まないように、やるべきことを機械のようにこなすと良いでしょう。
日常的に理不尽を感じるなら、その職場は良い職場ではありません。別の場所に移るのが得策です。
それを踏まえ、今回は仕事を辞めることに対して、掘り下げていきました。
自分に合った仕事を見つけ、スキルを高めて、人生の安定を目指していきましょう。
ある程度、安定した仕事につければ、今度はいろいろな挑戦が出来るようになります。
人生における価値観は、そうやって行った挑戦の数だけより良い物になっていくはずです。
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